正義への報酬(RFJ)プログラムでは、ISIS-K(イスラム国ホラサン州)のリーダー、シャハブ・アル・ムハジル(Shahab al-Muhajir)に関する情報に対し、最高1000万ドルの報酬を提供している。2020年6月、ISIS上層部がアル・ムハジル(別名サナウッラー・ガファーリー)をISIS-Kのリーダーに選任した。ISIS-Kは、米国により外国テロ組織と指定されている。ISISは、アル・ムハジルの選任を発表する声明で、ゲリラ作戦に関与し、自爆テロや複雑な攻撃を計画してきたアル・ムハジルを経験豊富な軍指導者と呼び、ISIS-Kにおける「都会(カブール)のライオン」(urban lions)の1人であるとしている。1994年にアフガニスタンで生まれたアル・ムハジルは、アフガニスタン全土にわたるISIS-Kの全作戦を承認し、作戦の実行に必要な資金調達を手配している。