正義への報酬(RFJ)プログラムでは、米国が外国テロ組織(Foreign Terrorist Organization: FTO)と指定したアル・シャバブ(al-Shabaab)の主要リーダー、マーリム・サルマンに関する情報に対し、最高300万ドルの報酬を提供している。アル・シャバブのリーダー、アフメド・アブディ・ゴダネ(Ahmed Abdi Godane。すでに死亡)は、アル・シャバブのアフリカにおける外国人テロ戦闘員リーダーにサルマンを選んだ。サルマンは、マーリム・サルマン・アリ(Maalim Salman Ali)およびアミール・サルマン(Ameer Salman)としても知られ、観光者、娯楽施設、教会を標的とし、主にアフリカでの活動に関わっている。主にソマリア外で活動しているが、ソマリアに住み、他地へ派遣する外国人戦闘員を訓練していることがわかっている。 2014年9月24日、米国国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、サルマンを特別指定国際テロリストとして指定した。この指定により、米国管轄下にあるサルマンの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はサルマンといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。また、物質的援助またはリソースを外国テロ組織であるアル・シャバブに意図的に提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。