正義への報酬(RFJ)プログラムでは、ハフィズ・アブドゥル・ラフマン・マッキ、別名アブドゥルラフマン・マッキ(Abdulrahman Maki)に関する情報に対し、最高200万ドルの報酬を提供している。マッキは、米国が外国テロ組織(Foreign Terrorist Organization: FTO)と指定したラシュカレトイバまたはラシュカレ・タイバ(Lashkar-e Tayyiba: LeT)内でさまざまなリーダー役を務めてきた。LeTの活動のため、資金調達も行っている。
2020年、パキスタンの反テロリズム裁判所は、テロ資金供与1件でマッキに有罪判決を下し、懲役刑を言い渡した。これまでパキスタン司法制度は有罪判決を下したLeTリーダーおよび工作員らを解放していることから、米国は引き続きマッキに関する情報を求めている。
2010年11月4日、米国財務省は、改正大統領令第13224号に基づき、マッキを特別指定国際テロリストとして指定した。この指定により、米国管轄下にあるマッキの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はマッキといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。また、特別指定国際テロリストであるLeTに物質的援助またはリソースを意図的に提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。