正義への報酬(RFJ)プログラムでは、イェハド・セルワン・モスタファ、別名アフメド・グレイ(Ahmed Gurey)、アンワル・アル・アムリキ(Anwar al-Amriki)、およびエミール・アンワ(Emir Anwa)に関する情報に対し、最高1000万ドルの報酬を提供している。モスタファは米国民で元カリフォルニア居住者であり、米国が外国テロ組織と指定したアル・シャバブ(al-Shabaab)でリーダーを務めたことがある。同人は、米国外のテロ組織で活動する米国民としては最高の地位にある人物と考えられている。
モスタファは、カリフォルニア州サンディエゴに住み、サンディエゴの大学を卒業したのち、2005年ソマリアへ移住した。エチオピア軍への攻撃に参加したのち、2008年頃アル・シャバブに加わったと考えられている。モスタファは、アル・シャバブの訓練所で軍事教官を務め、外国人戦闘員を率い、アル・シャバブのメディア部門で活動し、アル・シャバブと他のテロ組織を仲介し、テロ攻撃での爆薬使用を主導するなど、多くの重大任務をアル・シャバブで務めてきた。現在も、モスタファはソマリア政府および国際支援を受けソマリアと東アフリカで活動するアフリカ連合軍に対する活動の計画において、非常に重要な役割を果たしていると考えられている。このため、モスタファは、米国の軍、民間人、権益に対し、直接的な脅威であり続けている。
2009年10月9日、モスタファは、テロリストへの物質援助を共謀し、アル・シャバブへの物質援助を共謀し、アル・シャバブに物質援助をした罪で、カリフォルニア州南部地区にて起訴された。2019年12月2日、上記に優先する起訴案件が米国連邦裁判所で開示され、モスタファはテロ関連の犯罪で起訴された。同人はFBIの最重要指名手配テロリスト・リストに含まれている。