正義への報酬(RFJ)プログラムでは、アブディカディール・モハメド・アブディカディール、通称イクリマ(Ikrima)に関する情報に対し、最高300万ドルの報酬を提供している。アブディカディールは、アル・シャバブ(al-Shabaab)の最高幹部で、活動・物流部門のトップを務めた。アブディカディールは、それ以前にアル・シャバブのための攻撃計画も指揮した。ケニアの若者を対象としたアル・シャバブへの勧誘等を取りしきり、ソマリアでアル・シャバブのケニア戦闘員を指揮した。
2021年8月6日、米国国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、アブディカディールを特別指定国際テロリストとして指定した。この指定により、米国管轄下にあるアブディカディールの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はアブディカディールといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。また、米国が外国テロ組織と指定したアル・シャバブに、物質的援助またはリソースを意図的に提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。